「都市」の未来をデザインする
一橋大学『SDGs×データサイエンス 2026』
プログラム概要 / SDGs×データサイエンス 2026 in 木更津 / 過去の開催情報
主催:一橋大学社会科学高等研究院(HIAS)都市空間・不動産解析研究センター、一橋大学大学院ソーシャル・データサイエンス研究科、木更津市
共催:麗澤大学国際総合研究機構、 Location Mind、NTTタウンページ
後援:Japan Aviation Service
SDGs×データサイエンス
一橋大学は、社会科学の研究総合大学として、日本における社会科学諸分野の研究を常にリードしてきました。現代では、学術研究の国際化が急速に進むとともに、社会的重要課題の解決に向けた大学の貢献が社会から強く求められています。このような背景を踏まえ、研究の一層の高度化と国際化を推進し、社会科学における世界水準の研究を実行するため、学長直轄(学長・中野聡)の組織として「一橋大学社会科学高等研究院」(Hitotsubashi Institute for Advanced Study: 略称HIAS)を設置し、学問的な発展だけでなく、社会への実践的な貢献を進めています。
一橋大学社会科学高等研究院(HIAS)に設置されている「都市空間・不動産解析研究センター(CURES)」と一橋大学データデザインプログラムは合同で、「SDGs×データサイエンス」として、ビッグデータを持つ民間企業に共催していただき、自治体、地域の大学・高校および地域の持続可能性に関心を持つ方々を対象として、ワークショップを開催することといたしました。主催者は、公開型ワークショップを開催することを通じて、世界の第一線で活躍する研究者と地域の高校生・大学生・大学院生との交流を通じて、各地域の持続可能性、およびwell-being、幸福について、データに基づき議論を重ね、地域の未来をデザインしていくことに貢献できることを願っています。地域の未来を創造する多くの高校生、大学生、大学院生または教職員の方々、自治体関係者の参加を期待しています。
SDGs×データサイエンス 2026 in 木更津
木更津市での開催について
「都市の未来をデザインする in 木更津」では、木更津市長から諮問された三つの重点テーマについて、データ分析、経済・都市理論、現地調査を踏まえた総合的な検討を行い、その成果を市長への政策提言として取りまとめます。本プロジェクトで提示される提案は、木更津市単独の将来像を描くにとどまらず、東京湾岸地域を含む首都圏全体、さらには日本の都市・地域政策の将来像に対しても示唆を与えることを目指しています。これらの成果は、国土交通省の後援の下、2026年1月13日に開催される一橋大学社会科学高等研究院主催の公開シンポジウム「都市の未来をデザインする」のパネルディスカッションにおいて報告される予定です。当日は、国土交通省および東京都の都市計画・都市整備を担う実務担当者をはじめ、産学官の関係者が一堂に会し、本プロジェクトで得られた知見を基に、今後の都市政策・地域連携・持続可能な都市構造のあり方について多角的な議論が行われます。本取り組みを通じて、木更津市を起点としつつも、広い視野から日本の都市の未来を構想する、実践的かつ先導的な提案が示されることが期待されています。
主要テーマ:
市長からの諮問:
テーマ1・首都圏の都市連携における“海陸空ネットワーク”の未来像〜東京・川崎・木更津が共に支え合う「多中心型圏域」の構築〜
テーマ2・金田地域を起点とした“次世代エリア開発”の方向性とは?〜アクアライン着岸地のポテンシャルを最大限に引き出すまちづくり〜魅力ある木更津の「まちの中心」をデザインする
テーマ3・木更津中心市街地の“再興とエリア価値の再構築”に必要な条件とは?〜にぎわい・文化・暮らしが共存する都市空間への再デザイン〜
企画趣旨
本ワークショップでは、情報教育の基礎を超えた実践的なデータ分析スキルの習得を通じて、都市・地域の課題解決に挑戦します。高校で学ぶ情報科目の基礎に加え、大学・産業界レベルの応用的データサイエンス技術(可視化・予測・意思決定支援等)を体験的に学びます。
参加者は、木更津市に関わる具体的な地域課題を対象に、「データによって地域の過去・現在・未来を描き出す」というプロジェクトに取り組みます。
特徴と価値
本ワークショップの最大の特徴は、一橋大学の研究者・学生、先端企業、そして木更津市が三位一体となって連携・協働する実践的な取り組みである点にあります。参加者は、通常は公開されないモバイル空間統計やアメニティ情報、地域経済動態などの高度なビッグデータに一部アクセスし、実社会の課題に対してデータ駆動型でアプローチする経験を積むことができます。
また、政策立案におけるエビデンス活用(EBPM)や、行政・企業におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)の最前線に触れることができる貴重な機会でもあります。参加する高校生・大学生はチームを組み、地域課題に対する分析・検討を行い、最終的には自治体首長(市長)への政策提言という実践的アウトプットを経験します。
こうした取り組みは、参加者にとってAI・テクノロジー分野における高度専門人材へのステップアップのきっかけとなり、進路選択や将来のキャリア形成に資するものとなるでしょう。
期待される成果
本ワークショップの成果として期待されるのは、まず、データに基づいた説得力ある政策提案の策定と、それを社会に伝えるためのプレゼンテーション能力の習得です。参加者は、木更津市が直面する具体的な地域課題に対して、実践的かつ創造的な視点から解決策を導き出すプロセスを経験します。さらに、高校生・大学生が中心となって、「スマート・ゲート都市 木更津」という未来ビジョンの構築に取り組むことで、都市のあり方や公共政策に対する理解を深め、より俯瞰的な思考力を養います。
本プログラムは、単なる学びの場にとどまらず、次世代のAI・テクノロジー人材を育成し、同じ志を持つ仲間とのネットワークを形成する貴重な機会ともなります。ここで培われる知識・スキル・人間関係は、将来にわたって社会に貢献するための礎となることでしょう。
本ワークショップは、日本においても極めて貴重な機会となる、最先端のビッグデータ分析を実践的に体験できる場を提供します。舞台となる木更津市は、「海と首都圏をつなぐ未来都市」として大きな可能性を秘めており、参加者はその地において、地域が直面する複雑な課題と真摯に向き合い、データの力を活用して持続可能な未来像を描き出すことに挑戦します。
この取り組みを通じて、参加者一人ひとりが「地域の未来をデザインする担い手」としての自覚と力を身につけ、実社会とつながる実感を得ることが期待されます。本ワークショップが、新しい価値の創造や次世代人材の育成に寄与し、未来につながる確かな一歩となることを、私たちは心より願っています。
ワークショップ概要
■日時:2026 年1月5日~1月6日
■場所:木更津市役所 中央公民館 多目的ホール(アクア木更津B館3階)
■定員:60名程度(木更津高校の生徒+一橋大学データデザインプログラムおよびSDSの学生
■ オーガナイザー+ワークショップチームコーディネーター
- 清水千弘 : 一橋大学大学院ソーシャル・データサイエンス研究科教授
- 鷲田祐一 : 一橋大学大学院経営管理研究科教授、データデザインプログラム長
- 徐 文臻 : 一橋大学大学院経営管理研究科准教授
- キム ホンジク : 一橋大学社会科学高等研究院 専任講師
- 柴崎亮介 : 麗澤大学副学長・工学部長、元東京大学空間情報科学研究センター教授
- 宗 健 : 麗澤大学工学部教授、大東建託賃貸未来研究所フェロー
- 萩野 覚 : 麗澤大学経済学部教授、国際統計開発研究センター長、内閣府経済社会総合研究所
- 桑原 進 : 麗澤大学経済学部教授、well-being研究センター長、内閣府経済社会総合研究所
オーガナイザーの願い
都市の未来を創造していく主役は、自分の街に思いのある人たちです。そして、未来を創っていくためには、現役世代だけでは限界があり、現在の中学生・高校生・大学生など、若い世代へと引き継がれていかなければなりません。私が研究者、そして教育者が、研究を通じて培ってきた知識・技量を地域の方々、若い世代へと伝えさせていただき、参加者がよりよき地域の未来をデザイン・創造していく行動の変容へとつながっていくことを期待しています。
■プログラム
1月5日(月) 9:30~17:00
場所: 木更津市役所 中央公民館 多目的ホール(アクア木更津B館3階)
9:30 主催者挨拶: 清水千弘 (一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科 教授)
9:40~10:00 ワークショップの進め方の説明: ワールドカフェ形式
10:00~12:00 グループワーク
12:00~13:00 ランチ
13:00~17:00 グループワーク
1月6日(火) 9:00~16:00
場所: 木更津市役所 中央公民館 多目的ホール(アクア木更津B館3階)
9:00 集合
9:00~12:00 グループワークの取りまとめ及び発表報告会に向けての準備
12:00~13:00 ランチ
13:00~14:00 グループワークの取りまとめ及び発表報告会に向けての準備
14:00~15:30 発表報告会 (6グループ、各グループ15分発表)
15:30~16:00 市長および先生方の総評
16:00 解散
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